【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!

 ヘティが用意してくれた胃薬を飲むと、少し不快感が和らいだ。
 遠慮しながら食べたつもりだったけど、味付けを考えると今日食べたぶんのさらに七割か六割くらいの量にしといたほうがよさそう。
 
「ヨウコ様はベアトリス様と違って小食なのでございますね。お好みも全く違うようですし……」
「私、子どものころ体がすごく弱くて、しょっちゅう病気ばっかりするような子だったの。食べ物も消化に良いものとか、さっぱりしたものじゃないとなかなか。まあ、私の話は別にしても、ベアトリスの食の好みはちょっと偏りすぎと思うけどね」
「ありていに申し上げれば、その通りかと存じます」
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