宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
メグはまだ跪いたまま。
このままその隙だらけのメグの後頭部に肘でも膝でも打ち込めば、簡単に頭を叩き潰す事ができるだろう。
『再生』の魔術を持つメグが、頭を潰されても生きていられるのかどうか。
実に興味深い。
「いい反応期待してるぜメグぅっ!!」
俺はメグへと襲いかかり。
「!!?」
メグの右の呪眼の視線に、金縛りのように動きを止めた。
「『破呪』の魔術…あらゆる魔術の効果を打ち消す魔術よ…うまく効いてくれてよかったわ…」
苦しげに息をしながら、メグが言う。
「う…こ…この…」
俺は、ガクリと膝をつく。
さっきまで漲るように全身から溢れ出していた魔力、抑え切れなかった暴力衝動、そのひとつひとつが終息していく。
更には意識までもが遠のいていき。
「う…あ…」
俺は床の上に、ベシャリとだらしなく倒れこんだ。
このままその隙だらけのメグの後頭部に肘でも膝でも打ち込めば、簡単に頭を叩き潰す事ができるだろう。
『再生』の魔術を持つメグが、頭を潰されても生きていられるのかどうか。
実に興味深い。
「いい反応期待してるぜメグぅっ!!」
俺はメグへと襲いかかり。
「!!?」
メグの右の呪眼の視線に、金縛りのように動きを止めた。
「『破呪』の魔術…あらゆる魔術の効果を打ち消す魔術よ…うまく効いてくれてよかったわ…」
苦しげに息をしながら、メグが言う。
「う…こ…この…」
俺は、ガクリと膝をつく。
さっきまで漲るように全身から溢れ出していた魔力、抑え切れなかった暴力衝動、そのひとつひとつが終息していく。
更には意識までもが遠のいていき。
「う…あ…」
俺は床の上に、ベシャリとだらしなく倒れこんだ。