天色ガール【修正版】
「──ッは、はぁ……! てめぇ、っマジで何なんだよ!!」
肩で息をしながら、プリン先輩がキッ!とこれ以上ないくらい眉をつり上げる。息切れした他の先輩たちも必死にあたしを睨みつけていた。
攻撃を避け続けて戦意を失わせようと思ってたけど……それだけで三人の闘争心は消えそうにない。
それに今逃げても、どうせまた狡猾な手口で呼び出してくるんだろうなぁ。
(……仕方ない)
小さく息を吐いて、先輩たちに向き直る。
ここは人通りのない旧校舎裏。あたしにとっても都合がいい。
ある作戦を思いついたあたしはゼェハァと苦しそうな彼女らを見据え────歩き出した。
……いや、“作戦”と言うほどのものでもないか。
もっと簡単で、単純な話。
「──なぁ、どうなってもいいの?」
二度とこんなことが起こらないよう、ちょっぴり脅すだけだ。