『世界一の物語』 ~人生を成功に導くサクセス・ファンタジー~
それから数か月経ったある日、母親から銀行の通帳を渡されたそうだ。
「『これ何?』って訊いたら、『配当が入ったから、あなた専用の銀行口座を作って、そこにお金を入れておいたのよ』って言われたの。『配当って何?』って訊いたら、『株を買った人へのご褒美よ』って教えてくれたの」
へえ~、
「株を買ったらご褒美を貰えるって知ったから、もっと買いたくなって、お手伝いを更に頑張ってやるようになったの。そしてね、1円でも多く1秒でも早くお金を貯めるためにはどうしたらいいか、一生懸命考えるようになったの」
1円の収入増、1秒のスピードアップ……、
「今で言う生産性よね。どうしたら短時間で効率的に稼げるかってこと」
小学生の時に?
それって凄くない?
「例えばね、バスルームの掃除があるでしょう。それまでは、床を掃除して、それから壁を掃除していたの。そうするとね、せっかく掃除した床の上に壁の汚れが落ちてきて、また床の掃除をしないといけなくなるの。もうウンザリして嫌になってブラシを放り上げたの。そしたら落ちてきたブラシの柄が頭に当たって……ふと気がついたの。最初に壁の掃除をして最後に床の掃除をしたらいいんじゃないかって。そうすれば二度手間が省けるでしょう。それをやり始めたら掃除をする時間が半分になったの。凄いでしょう」
彼女は小学生のような口調で自慢した。
「工夫を始めたら止まらなくなって、考えれば考えるほどいろんなアイディアが出てきて、いろんなお手伝いが短時間にできるようになったの。だから、貯金箱がいっぱいになる時間も短くなって、株がどんどん増えていったの」
配当によって通帳の残高が増えていき、それを見て、あることに気づいたという。
「お手伝いで貯めたお金が配当というお金を生んでいることに気がついたの」
彼女はメモ帳に二つ目の言葉を書いた。
『お金がお金を生む』
なるほど。
「これって凄いことだと思わない? だって、学校へ行っている時も、遊んでいる時も、ご飯を食べている時も、お風呂に入っている時も、眠っている時も、つまり、お手伝いしていない時にお金が増えているのよ。お金が勝手に増えているの。これに気づいた時は本当に興奮しちゃったの」
ワクワクしているような顔になった。
「『これ何?』って訊いたら、『配当が入ったから、あなた専用の銀行口座を作って、そこにお金を入れておいたのよ』って言われたの。『配当って何?』って訊いたら、『株を買った人へのご褒美よ』って教えてくれたの」
へえ~、
「株を買ったらご褒美を貰えるって知ったから、もっと買いたくなって、お手伝いを更に頑張ってやるようになったの。そしてね、1円でも多く1秒でも早くお金を貯めるためにはどうしたらいいか、一生懸命考えるようになったの」
1円の収入増、1秒のスピードアップ……、
「今で言う生産性よね。どうしたら短時間で効率的に稼げるかってこと」
小学生の時に?
それって凄くない?
「例えばね、バスルームの掃除があるでしょう。それまでは、床を掃除して、それから壁を掃除していたの。そうするとね、せっかく掃除した床の上に壁の汚れが落ちてきて、また床の掃除をしないといけなくなるの。もうウンザリして嫌になってブラシを放り上げたの。そしたら落ちてきたブラシの柄が頭に当たって……ふと気がついたの。最初に壁の掃除をして最後に床の掃除をしたらいいんじゃないかって。そうすれば二度手間が省けるでしょう。それをやり始めたら掃除をする時間が半分になったの。凄いでしょう」
彼女は小学生のような口調で自慢した。
「工夫を始めたら止まらなくなって、考えれば考えるほどいろんなアイディアが出てきて、いろんなお手伝いが短時間にできるようになったの。だから、貯金箱がいっぱいになる時間も短くなって、株がどんどん増えていったの」
配当によって通帳の残高が増えていき、それを見て、あることに気づいたという。
「お手伝いで貯めたお金が配当というお金を生んでいることに気がついたの」
彼女はメモ帳に二つ目の言葉を書いた。
『お金がお金を生む』
なるほど。
「これって凄いことだと思わない? だって、学校へ行っている時も、遊んでいる時も、ご飯を食べている時も、お風呂に入っている時も、眠っている時も、つまり、お手伝いしていない時にお金が増えているのよ。お金が勝手に増えているの。これに気づいた時は本当に興奮しちゃったの」
ワクワクしているような顔になった。