『世界一の物語』 ~人生を成功に導くサクセス・ファンタジー~
 夢……、
 うつ伏せになったまま眠り続けていたようだ。
 銀紙から顔を上げると、そこには椙子の涙が溜まっていた。
 わたしの使命って……、
 涙の上に指を滑らせた。
 すると、涙が動き出した。
 離れてはくっつき、また離れてはくっつき、ある形になった。
 漢字……、
 ぼんやりと浮かび上がったのは、三つの言葉のようだった。
 最初は一文字で、次とその次は二文字のようだったが、はっきりとは見えなかった。
「教えて! この言葉は何?」
 泣き叫んだ瞬間、目が覚めた。

 えっ? 
 今のも夢だったの? 
 何がなんだかわからなくなって、茫然(ぼうぜん)として顔を上げた。
 あれっ? 
 顔に違和感があった。
 手で触ってみると、何かが張り付いていた。
 剥がそうとしたが、しっかり張り付いて取ることができなかった。
 
 すぐにパウダールームへ行って、鏡に顔を映した。
 すると、そこには張り付いた銀紙が三つの言葉を形成し、縦に並んでいた。
 これって……、
 もしかして……、
 わたしの使命……、
 
 
 
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