リベンジ溺愛婚~冷徹御曹司は再会した幼馴染を離さない~
「まだ食べられそう。やっぱりフルーツサンドも買えばよかったなぁ」
そんなには食べられないだろうとフルーツサンドは諦めたのだが、余裕でまだお腹に入りそうだ。
いちごやキウイ、白桃などが生クリームと一緒にサンドされたフルーツサンドを思い出す。
「それは今度仕事終わりにでも買って帰る」
「ほんと⁉」
よほど食べたそうにしていたのが涼成くんに伝わったのだろう。彼の言葉にテンションが上がる。
「よろしくね涼成くん。できれば他のパンもお願いします」
ぺこりと頭を下げた。
「わかった。まだ残っていたらな」
「売り切れることもあるの?」
「人気のパン屋だから」
今日も店内には私たち以外にもたくさん客がいたし、お昼前だというのにすでに売り切れになっているパンもあった。
高齢の夫婦がふたりで営んでいるので大量には作れないという事情もあるのだろう。
「お腹もいっぱいになったし。涼成くんはこのあとまだ時間ある?」
ベンチから立ち上がり、くるんと彼を振り返った。
「特に予定はない」
「よかった。付き合ってほしいところがあるんだけどいいかな」
「構わない」
涼成くんもベンチから腰を上げる。