リベンジ溺愛婚~冷徹御曹司は再会した幼馴染を離さない~


自室で過ごしている涼成くんは、おそらくまだ寝てはいないだろう。

このもやもやを解消させるためには涼成くんに直接確認するしかない。でも、真実を知るのがこわい。

もしも本当に涼成くんと梨央ちゃんが親密な関係だったら?

涼成くんは私とは別れて、この契約も終わってしまうのだろうか。

不本意な結婚だったはずなのに。

涼成くんと離れたくないと思っている自分がいる。

「もしかして私、涼成くんのこと……」

ふと気づいた自分の気持ち。

私は、涼成くんが好きだ。

いつからだろう。子供の頃は家族同然のような存在で、涼成くんを異性として意識をしたことはなかった。

しばらく離れてから再会して、子供の頃とは性格が変わってしまった涼成くんに最初は戸惑った。

でも、一緒に過ごしながら今の涼成くんのことも受け入れていくうちに、いつの間にか惹かれていたのかもしれない。

「やっぱりはっきりさせよう」

このままもやもやしているのは嫌だし、私らしくない。

涼成くんに梨央ちゃんとの関係を確認しよう。

ソファから立ち上がり、リビングを出て涼成くんの自室に向かう。ドアを軽くノックすると、「どうした」と部屋の中から彼の声が聞こえた。


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