リベンジ溺愛婚~冷徹御曹司は再会した幼馴染を離さない~
眠るまでしっかりと見張ろうとしたはずが、彼の手が私に向かって伸びてくる。
「柚葉も一緒にどうだ?」
手首を掴まれ、ぐいっと引っ張られる。
突然のことにバランスを崩した私は涼成くんの隣に倒れ込んだ。
私の体を涼成くんの両腕がすっぽりと包む。そのままあっという間に組み敷かれてしまった。
「約束のキスがまだだった」
涼成くんの顔が近づいてきて、唇がそっと触れる。
彼にはゆっくりと休んでもらうはずだったのに。
今夜は涼成くんと初めて迎える甘い夜になりそうだ。


