リベンジ溺愛婚~冷徹御曹司は再会した幼馴染を離さない~
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二か月後。
梅雨が明ける前から猛暑日が連続して続く七月の金曜日。
会社での業務を終えた私は帰宅の途に着いた。
じめっと肌にまとわりつく不快な暑さが午後六時を過ぎた今でも続いている。たまに吹く風も生暖かさを含み、歩いていると汗が噴き出てくるほどだ。
今日の服装は五分丈の袖にフリルのついた薄手のカットソーに九分丈のテーパードパンツ。春から少し伸びた茶色の髪は低めの位置でまとめている。
なるべく涼しい格好を意識したつもりがやはり暑い。
自宅に帰っても節約のため冷房の使用は控えたいところだがそうはいかないだろう。
せめて食事で節約するため夕食は昨夜の残りのカレーと決めている。スーパーの安売りで買ったレタスとミニトマトもまだ冷蔵庫に残っているはずだからサラダも付け足そう。
そろそろ給料日だけど贅沢はできない。
というのも私は駒井家に借金をしているから。