無気力クールな僕ですが、真面目な天然規格外男子に沼りました。
「……あー」

 なるほどね。ここに来るまでに感じた通行人からの嫌悪感たっぷりな視線の原因はこれか。

「聡太、浮気したの?」
「してねーよ」

 ルミはあくまで俺とクラスの女子が宿題についてLINEしたあの件を浮気、ということでゴリ押しするつもりらしい。
 ため息をつく俺に、隣のナギオがキョトンとする。

「これ、聡太くんのことなんですか?」
「そうだね」
「浮気してないのに、ですか?」
「うん」

 ピュアなナギオの頭では処理しきれないようで、ナギオの動きがピタリと停止した。

 そうだよな。意味わかんねーよな。
 これが当てつけってやつなんだよナギオ。


 
 
「聡太くんありえない!」

 ナギオ・佐吉と共に下駄箱に入ったところで、廊下の方から女子の声がする。
 
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