無気力クールな僕ですが、真面目な天然規格外男子に沼りました。
佐吉の駄々っ子を即座にやめさせる『マキちゃん』とは。
佐吉が最近恋心を寄せてるらしい他校の子だ。
街中で一目惚れしてナンパして、なんとか連絡先ゲットして聞き出した趣味が〝釣り〟だったそう。
マキちゃんの気を引こうと必死な佐吉は『俺も釣り好きだよ!』と言ってしまい、辻褄合わせに慌てて道具をかき集めたはいいもののどうしたらいいか分からず俺に泣きついてきた、というのがことの顛末。
とは言え俺も釣りはやったことない。
初心者二人が集まったところでなんの収穫もない。
「もう素直に実はやったことありませんでしたって謝れば?そんでマキちゃんに教えてほしいって言えばいいだろ」
「やだよ!嘘つくのかっこ悪いだろ!」
まさに今の今が一番かっこ悪いぞ、と思ったその時、佐吉の釣り糸がちゃぽん、と沈んだ。
「「!」」
すぐさま佐吉が持ち上げた釣り糸の先には、くくりつけていた餌が見事になくなっていただけだった。
「「……」」
手強い。
俺は黙って佐吉に代えの餌を渡すと、佐吉も黙ってそれを受け取って新たな餌をつけた。
「そういえばナギオ遅くね?」
気を取り直してしばらく釣りを再開したのち、佐吉が言った。
そう、実はこの練習会にナギオも付き合うことになっている。
実は釣り経験者なんだとか。
佐吉が最近恋心を寄せてるらしい他校の子だ。
街中で一目惚れしてナンパして、なんとか連絡先ゲットして聞き出した趣味が〝釣り〟だったそう。
マキちゃんの気を引こうと必死な佐吉は『俺も釣り好きだよ!』と言ってしまい、辻褄合わせに慌てて道具をかき集めたはいいもののどうしたらいいか分からず俺に泣きついてきた、というのがことの顛末。
とは言え俺も釣りはやったことない。
初心者二人が集まったところでなんの収穫もない。
「もう素直に実はやったことありませんでしたって謝れば?そんでマキちゃんに教えてほしいって言えばいいだろ」
「やだよ!嘘つくのかっこ悪いだろ!」
まさに今の今が一番かっこ悪いぞ、と思ったその時、佐吉の釣り糸がちゃぽん、と沈んだ。
「「!」」
すぐさま佐吉が持ち上げた釣り糸の先には、くくりつけていた餌が見事になくなっていただけだった。
「「……」」
手強い。
俺は黙って佐吉に代えの餌を渡すと、佐吉も黙ってそれを受け取って新たな餌をつけた。
「そういえばナギオ遅くね?」
気を取り直してしばらく釣りを再開したのち、佐吉が言った。
そう、実はこの練習会にナギオも付き合うことになっている。
実は釣り経験者なんだとか。