冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
震える声で問いかけると、菜美恵が薄く笑った。
「私がなにも気づいていないとでも思ってるの? あなたが警察に協力したせいで夫は逮捕された。そうでしょ?」
なぜ警察に嗅ぎつけられたのかと考えて、思い浮かんだのは上階に住んでいた葵だ。
まるで逮捕の日付がわかっていたかのように前日に引っ越したのが引っかかり、警察の協力者だったのではないかと推測したそうだ。
大和が警察だというのも同時に気づいたらしい。
「おかしいと思ってたのよ。高野さんとは年も離れていそうだし、お似合いとは言えない感じだったから」
アパートの正面玄関で大和に初めて会った時、大人の雰囲気が漂う美形で、仕事ができそうな印象を受けた。
顔が似ていないから兄ではなさそうだし、友人にも見えない。
葵の職業をフリーターだと思っていたので仕事の関係者でもないと判断し、消去法で彼氏なのかと問いかけたそうだ。
(そんなに不釣り合い? 今は本当に恋人なんだけど……)
ショックを受けている場合ではなく、銃口がこちらに向いているので余計なことも言えない。
なんとか逃げようと方法を模索している葵に、菜美恵は続ける。
「私がなにも気づいていないとでも思ってるの? あなたが警察に協力したせいで夫は逮捕された。そうでしょ?」
なぜ警察に嗅ぎつけられたのかと考えて、思い浮かんだのは上階に住んでいた葵だ。
まるで逮捕の日付がわかっていたかのように前日に引っ越したのが引っかかり、警察の協力者だったのではないかと推測したそうだ。
大和が警察だというのも同時に気づいたらしい。
「おかしいと思ってたのよ。高野さんとは年も離れていそうだし、お似合いとは言えない感じだったから」
アパートの正面玄関で大和に初めて会った時、大人の雰囲気が漂う美形で、仕事ができそうな印象を受けた。
顔が似ていないから兄ではなさそうだし、友人にも見えない。
葵の職業をフリーターだと思っていたので仕事の関係者でもないと判断し、消去法で彼氏なのかと問いかけたそうだ。
(そんなに不釣り合い? 今は本当に恋人なんだけど……)
ショックを受けている場合ではなく、銃口がこちらに向いているので余計なことも言えない。
なんとか逃げようと方法を模索している葵に、菜美恵は続ける。