春待つ彼のシュガーアプローチ

その後、よく利用している本屋さんへ移動。


お互い好きな本について話をしながらゆったりとした時間を過ごし、お店を出る頃には昼過ぎになっていた。


ほぼ予定どおりに進行中。


次はランチ。
私のお気に入りのブックカフェだ。


メニューも色々あって美味しい料理ばかりだから氷乃瀬くんにも満足してもらえるはずだけど、またしても本関連の店か…とうんざりさせてしまう可能性は否めない。


だけど、普段の自分を見せるのが今回のデートの目的なんだし、ありのままが一番だよね。


そんな想いを胸にお店に向かったのだけれど。


「あれ?本日貸切…!?」


お店のドアノブに掛けられたプレートの文字を読んだ途端、冷や汗が背中をつたう。


慌ててスマホでお店のSNSにアクセスしてみると、5日前に貸切のお知らせというタイトルで文章が掲載されていた。


「氷乃瀬くん、ごめんなさい…」


「陽咲のことだから事前にお店が営業してるかどうかの確認はしてくれてたんだろ?急な貸切なら仕方ないって」


確かにデートの計画を立てる時に休業日の確認はした。


でも、本来なら前日か今朝の時点で改めて確認しておくのがベストだったよね。


今まで何度もお店を利用したことあるけど、貸切で休業だったことが無かったから完全に油断していた…。

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