バッカスの女神様はオトコを知らない
「何!!するんですか!!レガートさん!!」

「へぇ?」

レガートが横向きになって見ると、デラシアが真っ赤になって・・・口を両手で押さえている。

「んんん??」

ダニエルは頭を振って、起き上がった瞬間に叫んだ。

「シスター!!ローズベリー!!なんで、アンタがいるんだっ?」

「あああ、だって、そんなところで寝ているのは・・・困りますぅ!!」

動揺で、デラシアの語尾が上がった。

「そそのっ・・悪かった。間違えた!!」

ダニエルも口を手で押さえて、脱兎のごとく外に飛び出して行った。

バターーン

その音で、デラシアもようやく立ち上がり、玄関ドアを見た。

あれは何だったのか?

夏の突然の大雨に打たれたようで、乾いた大地が水を吸い込むように。

天と地がお互いを求めあうように、激しい感情が流れてつながる。

デラシアは、両腕で自分の体を抱きしめた。


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