甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
時哉さんが嬉しそうに微笑む。






「奏葉。俺にとっても奏葉は少女漫画のヒロインじゃなくて、俺の運命の人だよ。だから……」







「ずっと愛させて」






時哉さんの言葉が嬉しくて、私は静かに頷いた。



あの日……初めて新幹線で時哉さんにあった日。

本当はいつも通りの出張になるはずだった。

いつも通りの毎日で終わるはずだった。

それでも、時哉さんに出会った。

出会ってしまった。

もう時哉さんがいない毎日は考えられないし、考えたくない。

もう一度言わせて下さい。


時哉さんは少女漫画のヒーローでも、誰かのヒーローでもない。



貴方はただの私の運命の人。



だから、どうかずっとそばにいて下さい。




fin.
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