エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「長谷川さん。すみませんでした。用事があったので助かりました」

「いや、俺は当然のことをしたまでだよ。由莉愛ちゃんが困っていたら助けないと。そもそも俺は…」

チラッと研究室の奥に視線を飛ばす。

「いや、やめておこう」

何?なんか言おうとしなかったかな?

まあいっか。

長谷川さんが研究室を出ていったら、室内がシンと突然静かになった。

研究室の真ん中には桐生さんが座っている。
風間くんはさっき出て行った中にいた。
一緒にきたはずなのに。

桐生さんと2人らしい。

わたしは資料をしばらく整えていたが、用事が済むと早々と荷物を片付けた。

そして部屋を出ようとした時だ。

「なんなの?まるでマドンナじゃん」
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