エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
『え?いいよ。もうちょっと待ってくれたら帰れる。後1時間ってとこかな』

『じゃあ、マンション前のコンビニのイートインにいます。仕事はちゃんと終わってからでいいので。手抜きはしないでくださいね』

そういうと、クスッと笑い声が聞こえた気がした。

『わかってる。俺は仕事できる男だから1時間って言ったら1時間で終わらせるよ。待ってな』

『はい』

わたしはそのまま崎本さんのマンションまで行き、前のコンビニのイートインでゆっくりと甘いコーヒーを飲んで待っていた。

改めて今日のことを考えると背筋が凍る思いがする。

わたしはまだ危機感が足りなかった。
あのままお父さんと桐生さんが来なかったらどうなっていたことか…

ゾッとする。

貞操をあんな男に奪われていたかもしれないのだ。

崎本さんの言う対策しておいて良かった。
やっぱり崎本さんはわたしの王子様だ。
いつもわたしを助けてくれる。
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