エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「すみません。あなたこそ誰ですか?」

「は?」

キッと睨みつけられたけど…

「入りたいのでどいてください」

ひるむもんかと心を奮い立たせた。

「ふんっ。何よ。勝手に入れば?」

女性の脇の間をすり抜けて中に入ると、拓海を探した。

ら…

寝室で寝かされている。
熱があるのか額にタオルがあてられていて、フーフーと熱い息が上下していた。

「すみません。拓海を運んでくださったんですか?失礼ですが…」

「何なのあなた?拓海は自分のモノとでもいいたげね」

「そうはいっていませんが、今一番近くにいるのはわたしなので聞く権利はあると思います」

そう言うと、その女性はふんと言って説明をはじめた。
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