エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
『柳田。あんたの戦力なめないで。あんたは熱ないんなら働いてもらうわよ。彼氏の横でプログラミングしな』

そういったのは上司の廣谷(ひろたに)チーフだ。もうたぶん40歳くらいだと思うが、パワフルな女性でかなりできるプログラマー。

しぶしぶ了承し、PCの到着を待つ。

拓海はまだ熱が高かったので、ずっと眠り続けていたし、わたしは届いたPCでプログラムの仕事をひたすらすすめた。

「えっと…は?何なのこのエラー。間違ってるし。こっちはこうでしょ?ほんとに」

この間も残業の元凶となった社員は問題児で、プログラムのミスも多い。
ぶつぶつ言いながら仕事していたら、何か気配を感じ、顔をあげると拓海が目を開けていた。

かなり顔色がよくなっている。
< 240 / 301 >

この作品をシェア

pagetop