君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
(どうして、だって郡司くんは私のこと……振ってるのに)
「郡司くん、私のこと、嫌いなんじゃないの」
「えっ……どういうこと?」
私の問いに、眉を顰める郡司くん。
「どういうことって……あの時、別れようって。それで私は……もう……っ」
咄嗟に両手で顔を覆った。
思い出が眩しかったせいで、あの時のことを思い出すと、涙が溢れてきてしまう。
「……花音」
その名前は、もう呼ばれることはないと思っていた。
『花音って、花の音って書くんだね。すごく綺麗だ』
十年前、そう言って笑ってくれた彼。その日から、この名前は私の中で宝物になった。
「嫌われちゃったんだって思って……」
涙を流し続ける私を、郡司くんは引き寄せて、抱きしめた。
「……ごめん。ごめん……ごめんね、花音」
謝るたびに強まる抱擁。その力強い抱擁が、心地良く感じてしまう。
「聞いて花音。僕がSPになったのは、君のためなんだ」
「……私の、ため……?」
それは、どういうことなのだろうか。
体が離れ、郡司くんの両手が、私の肩に置かれる。
「情けないことに、あの時の僕は自分に自信がなくて、別れることを決断をするしかできなかった。僕は……君を守れる男になりたかった」
「じゃあ、私を嫌いになったわけじゃないの?」
「まさか」
郡司くんはありえないと首を横に振る。
「好きだよ。今も昔も、ずっと君が好きだ」
これは、現実なのだろうか。
もう二度と来ないと思っていた、あの桜色の春。何の脈絡もなく、再び私の目の前に現れた彼は、あの頃よりも熱い眼差しで私を見つめた。
「私も……郡司くんが好き。ずっと忘れられなかった」
「花音……」
頬に流れる涙を指先で優しく拭られると、額にキスが落とされる。そのまま頬へ、そして唇が重なり、角度を変えながら何度も口づけを交わした。
熱を持った彼の瞳が揺れている。その瞳に映った自分も、どうしようもなく、彼を好きだと言っていた。
「郡司くん、私のこと、嫌いなんじゃないの」
「えっ……どういうこと?」
私の問いに、眉を顰める郡司くん。
「どういうことって……あの時、別れようって。それで私は……もう……っ」
咄嗟に両手で顔を覆った。
思い出が眩しかったせいで、あの時のことを思い出すと、涙が溢れてきてしまう。
「……花音」
その名前は、もう呼ばれることはないと思っていた。
『花音って、花の音って書くんだね。すごく綺麗だ』
十年前、そう言って笑ってくれた彼。その日から、この名前は私の中で宝物になった。
「嫌われちゃったんだって思って……」
涙を流し続ける私を、郡司くんは引き寄せて、抱きしめた。
「……ごめん。ごめん……ごめんね、花音」
謝るたびに強まる抱擁。その力強い抱擁が、心地良く感じてしまう。
「聞いて花音。僕がSPになったのは、君のためなんだ」
「……私の、ため……?」
それは、どういうことなのだろうか。
体が離れ、郡司くんの両手が、私の肩に置かれる。
「情けないことに、あの時の僕は自分に自信がなくて、別れることを決断をするしかできなかった。僕は……君を守れる男になりたかった」
「じゃあ、私を嫌いになったわけじゃないの?」
「まさか」
郡司くんはありえないと首を横に振る。
「好きだよ。今も昔も、ずっと君が好きだ」
これは、現実なのだろうか。
もう二度と来ないと思っていた、あの桜色の春。何の脈絡もなく、再び私の目の前に現れた彼は、あの頃よりも熱い眼差しで私を見つめた。
「私も……郡司くんが好き。ずっと忘れられなかった」
「花音……」
頬に流れる涙を指先で優しく拭られると、額にキスが落とされる。そのまま頬へ、そして唇が重なり、角度を変えながら何度も口づけを交わした。
熱を持った彼の瞳が揺れている。その瞳に映った自分も、どうしようもなく、彼を好きだと言っていた。