君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
「今日はありがとう。要くんのおかげで、またお父さんに会うことができたし、蟠りも解けた気がする」
私一人じゃ、到底、乗り越えることが出来なかった。
「僕は隣に居ただけだよ」
「それがどれだけ心強かったか」
私に、乗り越えようとする勇気をくれる。要くんは本当にすごい。
「僕こそ、また君に惚れたな」
「え?」
「君は強い。その美しさに、更に惹かれた。そんな人が僕の奥さんだなんて。僕は本当に幸運な人間だ」
(そんな、神秘的な存在みたいに……)
そう言った彼は、いつもの如く少しの照れも見せない。一方の私は、またいつもの如く頬を赤く染めてしまう。
この間も、僕は世界一の幸せ者だって言ってた。自惚れしているわけじゃないけど、彼は私のことを好きすぎではないだろうか。
(でも、これだけ愛してくれる彼だから、私は前を見続けられて、強くなれた)
「私の方こそ、要くんのような人に愛されて、本当に幸せ」
自分のことを卑下してしまう時もあった。でも、そんな私を要くんが変えてくれた。
「ねえ……手、繋いでもいい?」
「え?」
「信号が赤の時だけ。……触れたいの」
私がそう言うと、要くんはハザードボタンを押し、車を端に寄せ停車させる。
「はい」
左手が差し出される。
私はその手をそっと掴み、握った。
(……好き)
騒がしく鳴り響く胸を抱えながら、溢れてくる想いを指先から伝えるように、ぎゅっと力を込める。
「珍しいね、花音から触れたいだなんて」
「ごめんね、運転中に」
「……いや?」
要くんはシートベルトを外すと、助手席の背もたれに片手を置き、こちらに身を出す。
「大歓迎」
満足そうにニヤリと笑った要くんの顔が視界に入った次には、唇が触れ合った。
「んっ……」
彼からのキスに、私は静かに目を閉じた。数回、唇を重ねると、名残惜しそうにちゅっと音を立て唇が離れる。目を開けると至近距離に彼の綺麗な顔があって、鼓動が更に速まった。
「もっと君に触れたいけど、今は我慢する」
すうーっと指先で頬を撫でられる。幾度となく感じたこの感触も、変わらず心地良い。
「……うん」
私ももっと彼に触れたいけど、車内といえどここは外だから、これ以上は我慢だ。
「ねえ、今度の週末って休みにできたりする?」
「できると思うけど、どうしたの?」
私の頭を撫でた要くんは、とっておきの笑みを浮かべた。
「デートしよう」
私一人じゃ、到底、乗り越えることが出来なかった。
「僕は隣に居ただけだよ」
「それがどれだけ心強かったか」
私に、乗り越えようとする勇気をくれる。要くんは本当にすごい。
「僕こそ、また君に惚れたな」
「え?」
「君は強い。その美しさに、更に惹かれた。そんな人が僕の奥さんだなんて。僕は本当に幸運な人間だ」
(そんな、神秘的な存在みたいに……)
そう言った彼は、いつもの如く少しの照れも見せない。一方の私は、またいつもの如く頬を赤く染めてしまう。
この間も、僕は世界一の幸せ者だって言ってた。自惚れしているわけじゃないけど、彼は私のことを好きすぎではないだろうか。
(でも、これだけ愛してくれる彼だから、私は前を見続けられて、強くなれた)
「私の方こそ、要くんのような人に愛されて、本当に幸せ」
自分のことを卑下してしまう時もあった。でも、そんな私を要くんが変えてくれた。
「ねえ……手、繋いでもいい?」
「え?」
「信号が赤の時だけ。……触れたいの」
私がそう言うと、要くんはハザードボタンを押し、車を端に寄せ停車させる。
「はい」
左手が差し出される。
私はその手をそっと掴み、握った。
(……好き)
騒がしく鳴り響く胸を抱えながら、溢れてくる想いを指先から伝えるように、ぎゅっと力を込める。
「珍しいね、花音から触れたいだなんて」
「ごめんね、運転中に」
「……いや?」
要くんはシートベルトを外すと、助手席の背もたれに片手を置き、こちらに身を出す。
「大歓迎」
満足そうにニヤリと笑った要くんの顔が視界に入った次には、唇が触れ合った。
「んっ……」
彼からのキスに、私は静かに目を閉じた。数回、唇を重ねると、名残惜しそうにちゅっと音を立て唇が離れる。目を開けると至近距離に彼の綺麗な顔があって、鼓動が更に速まった。
「もっと君に触れたいけど、今は我慢する」
すうーっと指先で頬を撫でられる。幾度となく感じたこの感触も、変わらず心地良い。
「……うん」
私ももっと彼に触れたいけど、車内といえどここは外だから、これ以上は我慢だ。
「ねえ、今度の週末って休みにできたりする?」
「できると思うけど、どうしたの?」
私の頭を撫でた要くんは、とっておきの笑みを浮かべた。
「デートしよう」