君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
湯気を上げるココアに息をかけ冷ますと、一口飲む。
(美味しい……要くん、私がココア好きなの覚えていてくれたのかな)
ふと周りを見て思う。
「そういえば、SPの人は制服じゃないんだね」
警視庁内は、紺色の制服を着た警察官が行き交っているが、要くんは今日もスーツ姿だった。
「警護課は基本的にはスーツなんだ。周りに溶け込めるよう、無難なもの選んで着てるよ」
そう言われてみれば、昨日も今みたく、スーツをスタイル良く着こなしていた。
隣に座る彼を改めて見てみる。
キリッとした存在感のある眉。闇を映すかのような黒い瞳に、高く筋の通った鼻。肌は陶器のようにシミひとつなく美しい。
その凛とした顔立ちに、相変わらず整った容姿をしているなと思う。
身長もあの頃より伸びて、仕事柄のせいか、体格もよくなってる。高校の時からかっこよかったけど、大人になってさらにかっこよくなった。
こんな人が彼氏だなんて、私はなんて贅沢なんだろうか。
「あのさ、一つ、提案があるんだけど」
「うん?」
「一緒に住まない?」
「え、それって、同棲ってこと?」
聞き返した私に、要くんは頷く。
「君の家は知られているし、一人でいるのは危険だと思うんだ」
家のゴミが漁られていたし、ストーカーが私の家を知っているのは確かだ。要くんの言う通り、あの家にいるのは危険かもしれない。
でも、いきなり同棲だなんて、ちょっとハードルが高すぎる。恋人ってだけでもドキドキしっぱなしなのに、同棲だなんて、心臓がいくつあっても足りない。
「……花音」
返答しない私を見て、要くんの表情は曇っていた。
「君が心配でたまらないんだ。お願いだから、一緒に住むって言って
要くんの瞳は、とても不安げに揺れていた。
そっと手を重ねられると、ぎゅっと握られる。
(要くん、本当に私のことを心配して)
「うん……分かった。一緒に住む」
そう言うと、要くんは、心からホッとした顔をした。
(美味しい……要くん、私がココア好きなの覚えていてくれたのかな)
ふと周りを見て思う。
「そういえば、SPの人は制服じゃないんだね」
警視庁内は、紺色の制服を着た警察官が行き交っているが、要くんは今日もスーツ姿だった。
「警護課は基本的にはスーツなんだ。周りに溶け込めるよう、無難なもの選んで着てるよ」
そう言われてみれば、昨日も今みたく、スーツをスタイル良く着こなしていた。
隣に座る彼を改めて見てみる。
キリッとした存在感のある眉。闇を映すかのような黒い瞳に、高く筋の通った鼻。肌は陶器のようにシミひとつなく美しい。
その凛とした顔立ちに、相変わらず整った容姿をしているなと思う。
身長もあの頃より伸びて、仕事柄のせいか、体格もよくなってる。高校の時からかっこよかったけど、大人になってさらにかっこよくなった。
こんな人が彼氏だなんて、私はなんて贅沢なんだろうか。
「あのさ、一つ、提案があるんだけど」
「うん?」
「一緒に住まない?」
「え、それって、同棲ってこと?」
聞き返した私に、要くんは頷く。
「君の家は知られているし、一人でいるのは危険だと思うんだ」
家のゴミが漁られていたし、ストーカーが私の家を知っているのは確かだ。要くんの言う通り、あの家にいるのは危険かもしれない。
でも、いきなり同棲だなんて、ちょっとハードルが高すぎる。恋人ってだけでもドキドキしっぱなしなのに、同棲だなんて、心臓がいくつあっても足りない。
「……花音」
返答しない私を見て、要くんの表情は曇っていた。
「君が心配でたまらないんだ。お願いだから、一緒に住むって言って
要くんの瞳は、とても不安げに揺れていた。
そっと手を重ねられると、ぎゅっと握られる。
(要くん、本当に私のことを心配して)
「うん……分かった。一緒に住む」
そう言うと、要くんは、心からホッとした顔をした。