君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
病院に着き、VIPルームに入る伊勢谷元総理の後に続こうとすると止められる。
「郡司くんは外の警備を頼むよ」
そう言い、伊勢谷元総理は僕の後ろに立っていた上野を指名する。
(お前は愛美の相手をしろと言うことか。僕はお世話係じゃないんだよ)
心の中で悪態をつきながらも、要求に応じるしかない。
「失礼のないようにな」
声をかけると、上野は目を見開いたまま、声を発せず頷いた。元総理の警護で、相当緊張しているようだ。
二人が中に入り、部屋の外には僕と藤、そして愛美の三人。
愛美はVIPルームには入らず、ドアの前に立つ僕の側から離れない。
(付き添いが聞いて呆れる)
伊勢谷元総理もだ、娘のためとはいいSPをなんだと思っているのか。
「私、喉乾いちゃった。お姉さん、何か買ってきてくれない?」
「えっ……」
藤は僕を一瞥すると、怪訝な顔をする。
この子はどういうつもりですか?っと目が言っている。
警護をしている身である自分たちに、飲み物を買ってこいなど非常識だ。内心では藤と同じことを思っているが仕方がない。
(これ以上、藤を面倒ごとに巻き込むのも可哀想だしな)
「藤、何か買ってきて差し上げて」
「……はい、分かりました」
「紅茶がいいわ」
愛美がすかさずそう言うと、藤は呆れたように肩をすくませた。
「かしこまりました」
「郡司くんは外の警備を頼むよ」
そう言い、伊勢谷元総理は僕の後ろに立っていた上野を指名する。
(お前は愛美の相手をしろと言うことか。僕はお世話係じゃないんだよ)
心の中で悪態をつきながらも、要求に応じるしかない。
「失礼のないようにな」
声をかけると、上野は目を見開いたまま、声を発せず頷いた。元総理の警護で、相当緊張しているようだ。
二人が中に入り、部屋の外には僕と藤、そして愛美の三人。
愛美はVIPルームには入らず、ドアの前に立つ僕の側から離れない。
(付き添いが聞いて呆れる)
伊勢谷元総理もだ、娘のためとはいいSPをなんだと思っているのか。
「私、喉乾いちゃった。お姉さん、何か買ってきてくれない?」
「えっ……」
藤は僕を一瞥すると、怪訝な顔をする。
この子はどういうつもりですか?っと目が言っている。
警護をしている身である自分たちに、飲み物を買ってこいなど非常識だ。内心では藤と同じことを思っているが仕方がない。
(これ以上、藤を面倒ごとに巻き込むのも可哀想だしな)
「藤、何か買ってきて差し上げて」
「……はい、分かりました」
「紅茶がいいわ」
愛美がすかさずそう言うと、藤は呆れたように肩をすくませた。
「かしこまりました」