君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
水曜日。店の定休日に合わせて半休を取ってくれた要くんは、荷物を抱えた私を車で迎えに来てくれた。
(え、ここ……?)
ポカーンとしながら、その建物を見上げる。
着いてびっくり。彼の自宅は、警視庁から近い高層マンションだった。
(てっきり、宿舎とかかと)
「行こ」
「あっ、うん」
手を引く要くんに連れて行かれるがまま、マンションに入る。
ドアには、要くんに負けず劣らずに体格の良い男性警備員がいた。
警備員の男性は要くんの顔を見ると、すんなりとドアを開ける。
(要くん、ここに住んで長いのかな)
高級感のあるエントラスを抜けると、カードキーをかざしてエレベーターに乗り込む。ドアが閉まると、エレベーターはどんどん上がっていく。
どこまでいくのかと、表示されている表示版を見ていると、最上階の二十階で止まった。
エレベーターを降り部屋の中に入る。
(良い香り……)
芳香剤の香りだろうか。シトラス系の良い香りがした。
清潔感のある玄関から細長い廊下を進むと、日当たりの良い開放的なリビングがあった。
「ここがリビングで、こっちに風呂場とトイレがある」
要くんは部屋の中を行ったり来たりして、家の中を案内してくれる。
「で、ここが寝室」
ドアが開けられると、お洒落な葉柄の壁紙が目に入る。ベッドはアイボリー色のシーツと掛け布団カバーがされていて、木材でできたサイドテーブルの上には、カラフルなステンドガラスのランプが置かれていた。
そこはまさに、私好みの空間。
部屋の中心に置かれたベッドは、大人二人でも広々と寝られるクイーンサイズだった。
(予想はしていたけど、同じ部屋で寝るんだ)
太陽の日差しを追うように窓辺に目を向けると、背丈百センチほどの観葉植物が置いてあった。
「あっ、シェフレラだ〜!」
小走りで近づき、シェフレラの前にかがみ込む。
「ふふっ、可愛い〜」
指先で撫でるように、葉に触れる。
シェフレラは、向きたい方向に自由に伸び伸びと咲いている感じが好きだ。
花言葉は『誠実』『実直』『正直』どんな環境でも臆することなく元気に成長するシェフレラらしい花言葉。初心者でも比較的育てやすいことから、店のお客様からも人気がある。
「気に入った?」
ドアのところに立って見ていた要くんが、隣に来てかがみ込む。
「うん、とっても」
「よかった。確かこの観葉植物が好きだったと思って」
「え……覚えててくれたの?」
(え、ここ……?)
ポカーンとしながら、その建物を見上げる。
着いてびっくり。彼の自宅は、警視庁から近い高層マンションだった。
(てっきり、宿舎とかかと)
「行こ」
「あっ、うん」
手を引く要くんに連れて行かれるがまま、マンションに入る。
ドアには、要くんに負けず劣らずに体格の良い男性警備員がいた。
警備員の男性は要くんの顔を見ると、すんなりとドアを開ける。
(要くん、ここに住んで長いのかな)
高級感のあるエントラスを抜けると、カードキーをかざしてエレベーターに乗り込む。ドアが閉まると、エレベーターはどんどん上がっていく。
どこまでいくのかと、表示されている表示版を見ていると、最上階の二十階で止まった。
エレベーターを降り部屋の中に入る。
(良い香り……)
芳香剤の香りだろうか。シトラス系の良い香りがした。
清潔感のある玄関から細長い廊下を進むと、日当たりの良い開放的なリビングがあった。
「ここがリビングで、こっちに風呂場とトイレがある」
要くんは部屋の中を行ったり来たりして、家の中を案内してくれる。
「で、ここが寝室」
ドアが開けられると、お洒落な葉柄の壁紙が目に入る。ベッドはアイボリー色のシーツと掛け布団カバーがされていて、木材でできたサイドテーブルの上には、カラフルなステンドガラスのランプが置かれていた。
そこはまさに、私好みの空間。
部屋の中心に置かれたベッドは、大人二人でも広々と寝られるクイーンサイズだった。
(予想はしていたけど、同じ部屋で寝るんだ)
太陽の日差しを追うように窓辺に目を向けると、背丈百センチほどの観葉植物が置いてあった。
「あっ、シェフレラだ〜!」
小走りで近づき、シェフレラの前にかがみ込む。
「ふふっ、可愛い〜」
指先で撫でるように、葉に触れる。
シェフレラは、向きたい方向に自由に伸び伸びと咲いている感じが好きだ。
花言葉は『誠実』『実直』『正直』どんな環境でも臆することなく元気に成長するシェフレラらしい花言葉。初心者でも比較的育てやすいことから、店のお客様からも人気がある。
「気に入った?」
ドアのところに立って見ていた要くんが、隣に来てかがみ込む。
「うん、とっても」
「よかった。確かこの観葉植物が好きだったと思って」
「え……覚えててくれたの?」