君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
__カランカラン。
ドアベルが鳴る。
私は気持ちを切り替え笑顔を心がける。
「こんにちはー 東海花園でーす」
段ボールが積まれた台車を押しながら入ってきたのは、幼馴染の東海匠(とうかい たくみ)三つ上の彼を私はたく兄と呼んでいる。彼の父親が経営する東海花園(とうかいはなぞの)はフラワーショップ『花音』が贔屓にしている花の育て業者で、東海花園の農園で育てた花を仕入れる時は、こうして店まで運送してもらっている。
「今日は全部で四つだな。頼まれてた胡蝶蘭も持ってきたぞ」
一番上の段ボールを開けると、丁寧に包装された白い胡蝶蘭の切り花があった。
「わあ! 綺麗〜!」
「当たり前だ。俺が愛情を込めて育ってたからな」
胸の前で腕組みをしたたく兄は、誇らしげに言う。
胡蝶蘭の花言葉は『幸福が飛んでくる』この胡蝶蘭は、結婚祝いの花束に使うために特別に客注したもの。
幸せになってほしいという願いを込めた花束をつくてほしい。それがお客様からの依頼だ。
「ありがとう! 早速水揚げしないと!」
胡蝶蘭を抱え裏の水場へと移動する。あらかじめ水を溜めてあったシンクに胡蝶蘭の茎の先を5センチほどつけ、花ばさみで横向きに切り水を吸い上げさせる。この一手間を加えることで花を長持ちさせることができるのだ。あとは深水の桶に入れてくだけ。これが水揚げの基本。
同じ容量で、残りの胡蝶蘭も水揚げしていく。
ドアベルが鳴る。
私は気持ちを切り替え笑顔を心がける。
「こんにちはー 東海花園でーす」
段ボールが積まれた台車を押しながら入ってきたのは、幼馴染の東海匠(とうかい たくみ)三つ上の彼を私はたく兄と呼んでいる。彼の父親が経営する東海花園(とうかいはなぞの)はフラワーショップ『花音』が贔屓にしている花の育て業者で、東海花園の農園で育てた花を仕入れる時は、こうして店まで運送してもらっている。
「今日は全部で四つだな。頼まれてた胡蝶蘭も持ってきたぞ」
一番上の段ボールを開けると、丁寧に包装された白い胡蝶蘭の切り花があった。
「わあ! 綺麗〜!」
「当たり前だ。俺が愛情を込めて育ってたからな」
胸の前で腕組みをしたたく兄は、誇らしげに言う。
胡蝶蘭の花言葉は『幸福が飛んでくる』この胡蝶蘭は、結婚祝いの花束に使うために特別に客注したもの。
幸せになってほしいという願いを込めた花束をつくてほしい。それがお客様からの依頼だ。
「ありがとう! 早速水揚げしないと!」
胡蝶蘭を抱え裏の水場へと移動する。あらかじめ水を溜めてあったシンクに胡蝶蘭の茎の先を5センチほどつけ、花ばさみで横向きに切り水を吸い上げさせる。この一手間を加えることで花を長持ちさせることができるのだ。あとは深水の桶に入れてくだけ。これが水揚げの基本。
同じ容量で、残りの胡蝶蘭も水揚げしていく。