君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
市場の中はすでに混雑していた。安く良い花はもちろん、高くとも売れそうな花をどれだけ買えるか。みんな考えることは同じだ。
(……よし)
バーゲンコーナに飛び込む気持ちで通路に足を踏み入れる。奥に進んでいくと、会場の外れの方に小さなテントが建っていた。
店頭には、セリで購入して小分けにされたいろとりどりのカーネーションが置かれていた。
カーネーションと言っても色々とあるが、専門店なだけあって、宮園屋が育てているカーネーションは種類が豊富だ。
白にピンクの柄が入ったカーネーションや、花びらが尖って桜の花の形をしたカーネション。一見してみると、カーネーションと思えないような色形が様々で、見ているだけで楽しかったし、勉強にもなった。
中腰になりながら見入っていると、肩をとんとんっと叩かれる。
顔を上げると、宮園屋のご主人が立っていた。
「宮園さん! 今日は本当にありがとうございます」
お礼を言いながら頭を下げると、宮園さんは被っていた帽子を外し、笑顔で挨拶を返してくれた。
「こちらこそ、花音さんに来てもらって嬉しいよ。今日はどうぞよろしく」
「はい! よろしくお願いします!」
(……よし)
バーゲンコーナに飛び込む気持ちで通路に足を踏み入れる。奥に進んでいくと、会場の外れの方に小さなテントが建っていた。
店頭には、セリで購入して小分けにされたいろとりどりのカーネーションが置かれていた。
カーネーションと言っても色々とあるが、専門店なだけあって、宮園屋が育てているカーネーションは種類が豊富だ。
白にピンクの柄が入ったカーネーションや、花びらが尖って桜の花の形をしたカーネション。一見してみると、カーネーションと思えないような色形が様々で、見ているだけで楽しかったし、勉強にもなった。
中腰になりながら見入っていると、肩をとんとんっと叩かれる。
顔を上げると、宮園屋のご主人が立っていた。
「宮園さん! 今日は本当にありがとうございます」
お礼を言いながら頭を下げると、宮園さんは被っていた帽子を外し、笑顔で挨拶を返してくれた。
「こちらこそ、花音さんに来てもらって嬉しいよ。今日はどうぞよろしく」
「はい! よろしくお願いします!」