君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
店に戻りお水揚げをしていると、携帯電話が鳴った。
画面に表示された名前はたく兄。
私は通話ボタンを押し、電話に出た。
《もしもし?》
《今、店か?》
聞こえてきたのは、少し高揚したような声だった。
《うん、そうだけど、どうしたの?》
《仕事のことで良い話があるんだ。今からそっちに行くから、じゃあ》
そう言うと、電話は一方的に切られた。
(なんだか嬉しそうな感じだったけど、どうしたんだろう)
それから三十分ほどして、裏口のチャイムが鳴った。おそらくたく兄だろうけど、一応、覗き穴から外を確認する。
見えた姿に安心して、ドアを開けた。
「よっ」
たく兄は軽く挨拶をすると、中に入って行く。
鍵を閉めると、私も後を追い売り場に戻る。
「仕事の話って?」
立ち止まり振り向いたたく兄は、満面の笑みを浮かべた。
「喜べ、お前、駅前で店出せるぞ」
そう言い、たく兄は、手に持っていたチラシを突き出すように私に見せた。
そこには、キッチンカー販売をしてくれる花屋さんを募集の文字が。
(なっ!)
食いつき、両手でチラシを掴んだ私に、たく兄は腕を組み話を続ける。
「今週の日曜日、桜並木駅でキッチンカーで花を販売するんだ。休日だし、集客率もあると思うぞ」
「やる! やらせて!!」
食い気味にそう言うと、たくに兄は歯を見せて笑った。
「そう言うと思って、担当者に連絡した」
「それで?」
「ぜひお前にお願いしたいってよ」
「やったっ……!!」
思わず両腕でガッツポーズが出た。
(キッチンカーで店を出せるなんて、すごく嬉しい)
自分のお店を出すことが夢だったけど、キッチンカーで花の販売をするのにも、密かに憧れていた。
「あっ、でも、キッチンカーなんて持ってない」
そもそも、キッチンカーがないと店を出せないのでは。
「その心配はいらねぇよ。親父の知り合いの弁当屋が貸してくれるって言ってるから」
(ということは……何も問題なく出来る!)
「たく兄、何もかもありがとう」
「いーってことよ」
たく兄は満足げに笑っていた。
(よーし、たく兄のためにも、頑張らないとっ!)
画面に表示された名前はたく兄。
私は通話ボタンを押し、電話に出た。
《もしもし?》
《今、店か?》
聞こえてきたのは、少し高揚したような声だった。
《うん、そうだけど、どうしたの?》
《仕事のことで良い話があるんだ。今からそっちに行くから、じゃあ》
そう言うと、電話は一方的に切られた。
(なんだか嬉しそうな感じだったけど、どうしたんだろう)
それから三十分ほどして、裏口のチャイムが鳴った。おそらくたく兄だろうけど、一応、覗き穴から外を確認する。
見えた姿に安心して、ドアを開けた。
「よっ」
たく兄は軽く挨拶をすると、中に入って行く。
鍵を閉めると、私も後を追い売り場に戻る。
「仕事の話って?」
立ち止まり振り向いたたく兄は、満面の笑みを浮かべた。
「喜べ、お前、駅前で店出せるぞ」
そう言い、たく兄は、手に持っていたチラシを突き出すように私に見せた。
そこには、キッチンカー販売をしてくれる花屋さんを募集の文字が。
(なっ!)
食いつき、両手でチラシを掴んだ私に、たく兄は腕を組み話を続ける。
「今週の日曜日、桜並木駅でキッチンカーで花を販売するんだ。休日だし、集客率もあると思うぞ」
「やる! やらせて!!」
食い気味にそう言うと、たくに兄は歯を見せて笑った。
「そう言うと思って、担当者に連絡した」
「それで?」
「ぜひお前にお願いしたいってよ」
「やったっ……!!」
思わず両腕でガッツポーズが出た。
(キッチンカーで店を出せるなんて、すごく嬉しい)
自分のお店を出すことが夢だったけど、キッチンカーで花の販売をするのにも、密かに憧れていた。
「あっ、でも、キッチンカーなんて持ってない」
そもそも、キッチンカーがないと店を出せないのでは。
「その心配はいらねぇよ。親父の知り合いの弁当屋が貸してくれるって言ってるから」
(ということは……何も問題なく出来る!)
「たく兄、何もかもありがとう」
「いーってことよ」
たく兄は満足げに笑っていた。
(よーし、たく兄のためにも、頑張らないとっ!)