君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
「今井祐介が罪を認めた。信じられないかもしれないけど、やっぱり彼があのストーカー男だった」
その言葉を聞き、無意識に拳を握る。
要くんはゆっくりと優しく、私の頭を撫でてくれる。
「辛いだろう、血の繋がりはないといえ、君にとって彼は家族なんだ」
努力してくれた。継母も、私の母になろうと、そんな継母を恨む気もはない。でも、彼女も父と同じ。私を見たら、お母さんを思い出して苦しくなってしまっていた。裕介も、私を見たら憎くて仕方がない。
「結局、私は誰かを不幸にしかできないのかな……」
思わずポツリと呟いた本音に、頭を撫でてくれていた要くんの手がぴたりと止まった。
「それは違うよ」
顔を見合わせると、要くんは私の右手を取り、薬指にはめられた指輪から、流れるように私に視線を向ける。
「君は誰かを不幸になんてしない。だって僕は、今こんなにも幸せなんだもの」
その言葉通り、幸せそうに微笑む彼。
「本当は、こんなところで言うつもりなかったんだけどな……」
要くんは困ったように指先で額を掻く。
「君が分からずやだから、仕方がないか」
そう言い、要くんは私の右手の薬指から指輪を外した。
「要くん、何を」
「いつかの約束を果たさせてほしい」
ベッドから腰を上げた彼は、床に跪く。
片手の親指と人差し指で指輪を持つと、私を見上げる。
「今井花音さん。君が大切だ。愛している。僕と、結婚してほしい」
そう告げられた瞬間、走馬灯のように、今までの出来事が頭を駆け巡った。
出会った桜色の春。
過ごした虹色の日々。
離れた曇天の冬。
再会し、愛し愛された宝石の日々。
この瞬間を、ずっと待っていた気がした。出会ったあの日から、十年間__ずっと。
答えなんて、とっくに決まっている。
「っ……」
返事をしたかったけど、嬉しくて、上手く言葉にできず、涙ぐみながら何度も頷くと、再びベットに腰掛けた要くんが私の手を取る。
今度は、左手を。
薬指に指輪がはめられる。
微笑まれながら、そっと手の甲で頬を撫でられると、見つめ合う。
「これからは、病める時も、健やかなる時も、ずっとずっと、一緒だ」
「……うんっ」
額をくっつけ、微笑み合う。
泣き笑いをする私を見て、要くんは最高の笑顔で言う。
「僕は、世界一の幸せ者だ」
その言葉を聞き、無意識に拳を握る。
要くんはゆっくりと優しく、私の頭を撫でてくれる。
「辛いだろう、血の繋がりはないといえ、君にとって彼は家族なんだ」
努力してくれた。継母も、私の母になろうと、そんな継母を恨む気もはない。でも、彼女も父と同じ。私を見たら、お母さんを思い出して苦しくなってしまっていた。裕介も、私を見たら憎くて仕方がない。
「結局、私は誰かを不幸にしかできないのかな……」
思わずポツリと呟いた本音に、頭を撫でてくれていた要くんの手がぴたりと止まった。
「それは違うよ」
顔を見合わせると、要くんは私の右手を取り、薬指にはめられた指輪から、流れるように私に視線を向ける。
「君は誰かを不幸になんてしない。だって僕は、今こんなにも幸せなんだもの」
その言葉通り、幸せそうに微笑む彼。
「本当は、こんなところで言うつもりなかったんだけどな……」
要くんは困ったように指先で額を掻く。
「君が分からずやだから、仕方がないか」
そう言い、要くんは私の右手の薬指から指輪を外した。
「要くん、何を」
「いつかの約束を果たさせてほしい」
ベッドから腰を上げた彼は、床に跪く。
片手の親指と人差し指で指輪を持つと、私を見上げる。
「今井花音さん。君が大切だ。愛している。僕と、結婚してほしい」
そう告げられた瞬間、走馬灯のように、今までの出来事が頭を駆け巡った。
出会った桜色の春。
過ごした虹色の日々。
離れた曇天の冬。
再会し、愛し愛された宝石の日々。
この瞬間を、ずっと待っていた気がした。出会ったあの日から、十年間__ずっと。
答えなんて、とっくに決まっている。
「っ……」
返事をしたかったけど、嬉しくて、上手く言葉にできず、涙ぐみながら何度も頷くと、再びベットに腰掛けた要くんが私の手を取る。
今度は、左手を。
薬指に指輪がはめられる。
微笑まれながら、そっと手の甲で頬を撫でられると、見つめ合う。
「これからは、病める時も、健やかなる時も、ずっとずっと、一緒だ」
「……うんっ」
額をくっつけ、微笑み合う。
泣き笑いをする私を見て、要くんは最高の笑顔で言う。
「僕は、世界一の幸せ者だ」