君が愛おしくて。クールなエリートSPの甘く一途な溺愛事情
「はい、これで大丈夫だったかな」
差し出された婚姻届を受け取る。証人欄には、しっかりと森下さんの名前が記されていた。
「まさか僕が証人になるとは思わなかったな」
森下さんは指先で頬を掻き、少し照れくさそうな笑みを浮かべる。
彼女と結婚すると伝えた時、森下さんは自分のことのように喜んでくれた。
本当に、良い上司に巡り会えた。
「ありがとうございます。彼女も喜びます」
「嬉しいけど、こういうのはご両親に頼むのがよかったんじゃないの?」
「あの二人は、どっちが書くかで揉めそうなので」
僕が面倒そうにそう言うと、森下さんは納得した様子で笑う。
「確かに、あり得そうだね」
それに、証人の欄を誰にするかとなった時、彼女と僕で一人ずつにしようと決めたのだ。
(彼女の方は、まだ決めかねているみたいだけど)
森川さんは僕を見据える。
「改めて、結婚おめでとう。郡司くん」
「ありがとうございます」
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