【Quintet】
5月5日(キャンプ2日目)
楽しかったキャンプも今日で終わり。沙羅と美月が目覚めたのは朝の6時半だ。
二人で一階に降りると男性陣はまだ夢の中。
「海斗くん、枕抱き締めて寝てるー! 可愛い」
美月が指差す先には背中を丸めて枕を抱き締めて眠る海斗がいた。確かに可愛い。
「海斗ってやっぱり子ども……」
「ねぇ。晴くんと星夜くんも寝相は子どもみたいだなぁ」
晴と星夜は掛け布団がめくれあがっていてほとんどその役割をなしていない。星夜の片足は隣の悠真の布団まで侵入している。
当の悠真はきちんと布団をかけて器用に星夜の足を避けて寝ていた。
「悠真は寝相もお上品」
「寝相って性格でるよね。隼人はいつも通り」
隼人はうつ伏せになって枕に顔を埋めていた。美月が言うにはこれがいつもの隼人の安眠スタイルらしい。
普段は見られない男性陣の寝姿は新鮮だった。
沙羅と美月がコテージのキッチンで朝食を作っていると真っ先に現れたのは二人の予想通り悠真だった。
次に起床したのは隼人。悠真には朝食作りを手伝ってもらい、隼人にはまだ目覚めていない三人を起こす仕事を引き受けてもらった。
本日の朝食はさっと作れるサンドイッチと鍋で温めるだけのコーンスープ。ツナマヨサンド、たまごサンド、ハムチーズサンドの三種類七人分のサンドイッチが皿に盛り付けられた。
楽しかったキャンプも今日で終わり。沙羅と美月が目覚めたのは朝の6時半だ。
二人で一階に降りると男性陣はまだ夢の中。
「海斗くん、枕抱き締めて寝てるー! 可愛い」
美月が指差す先には背中を丸めて枕を抱き締めて眠る海斗がいた。確かに可愛い。
「海斗ってやっぱり子ども……」
「ねぇ。晴くんと星夜くんも寝相は子どもみたいだなぁ」
晴と星夜は掛け布団がめくれあがっていてほとんどその役割をなしていない。星夜の片足は隣の悠真の布団まで侵入している。
当の悠真はきちんと布団をかけて器用に星夜の足を避けて寝ていた。
「悠真は寝相もお上品」
「寝相って性格でるよね。隼人はいつも通り」
隼人はうつ伏せになって枕に顔を埋めていた。美月が言うにはこれがいつもの隼人の安眠スタイルらしい。
普段は見られない男性陣の寝姿は新鮮だった。
沙羅と美月がコテージのキッチンで朝食を作っていると真っ先に現れたのは二人の予想通り悠真だった。
次に起床したのは隼人。悠真には朝食作りを手伝ってもらい、隼人にはまだ目覚めていない三人を起こす仕事を引き受けてもらった。
本日の朝食はさっと作れるサンドイッチと鍋で温めるだけのコーンスープ。ツナマヨサンド、たまごサンド、ハムチーズサンドの三種類七人分のサンドイッチが皿に盛り付けられた。