【Quintet】
『なんで知って……』
『この子、俺を見てすぐに純夜の弟だってわかったんだ。顔は同じだから兄弟だとは思うだろうけど、弟だってわかるか? 兄かもしれないのにさ。でもこの子はお前から弟がいるって聞かされてたんだろうな。知り合いゼロだった岡山でお前がそんな話をするなら親しい関係だろうし、あとは二人の雰囲気見ればお察し。ここにいる全員、なんとなく気付いてたと思う』
淀みなく言葉を並べる星夜は犯人を追い詰める刑事か探偵のよう。いつか探偵役のオファーが来たら似合いそうだ。
『なんでもお見通しか』
『純夜がわかりやすいだけ』
赤面する純夜を容赦なく斬ったのは海斗だ。色恋には疎い沙羅でも気付くほど、純夜の態度はわかりやすい。
『ちゃんと俺達に紹介しろよ』
『わかったよ。彼女は吉井桜《よしい さくら》。この店のマスターのお孫さんで、大学に通いながらここでバイトしてるんだ。えっと……付き合って2年になる』
「吉井桜です。よろしくお願いしますっ!」
桜の名前を持つ彼女のおだんごがお辞儀をした。
『この子、俺を見てすぐに純夜の弟だってわかったんだ。顔は同じだから兄弟だとは思うだろうけど、弟だってわかるか? 兄かもしれないのにさ。でもこの子はお前から弟がいるって聞かされてたんだろうな。知り合いゼロだった岡山でお前がそんな話をするなら親しい関係だろうし、あとは二人の雰囲気見ればお察し。ここにいる全員、なんとなく気付いてたと思う』
淀みなく言葉を並べる星夜は犯人を追い詰める刑事か探偵のよう。いつか探偵役のオファーが来たら似合いそうだ。
『なんでもお見通しか』
『純夜がわかりやすいだけ』
赤面する純夜を容赦なく斬ったのは海斗だ。色恋には疎い沙羅でも気付くほど、純夜の態度はわかりやすい。
『ちゃんと俺達に紹介しろよ』
『わかったよ。彼女は吉井桜《よしい さくら》。この店のマスターのお孫さんで、大学に通いながらここでバイトしてるんだ。えっと……付き合って2年になる』
「吉井桜です。よろしくお願いしますっ!」
桜の名前を持つ彼女のおだんごがお辞儀をした。