【Quintet】
悠真と入れ違いに晴と海斗が現れた。まだ眠そうな海斗はあくびをしつつリビングのソファーに腰掛け、晴はキッチンから香る食欲をそそる匂いに目を輝かせた。
『今日のランチは豪華だな。うまそうー!』
「晴もいっぱい食べてね。このミネストローネは悠真の自信作だって!」
『悠真は料理も出来るからな。あいつに出来ないことはねぇかも……いや、悠真にも出来ないことひとつあったか』
「悠真に出来ないことって何?」
大抵のことは出来そうな無敵オーラを放つ悠真が出来ないことが沙羅には想像もつかない。
『悠真にひとつだけ出来ないことがあるとすれば、一番言いたいことを一番言いたい人に言い出せないこと……かな?』
「一番言いたいことを一番言いたい人に……?」
『あははっ。そんなの言われても沙羅にはわかんねぇよな。でもまぁ、そのうちわかるんじゃねぇか? もしかしたらずーっとわからないままかもだけど』
「うーん。益々わからない……」
なんだか今日の晴は意地悪だ。まるで星夜か海斗が乗り移ったみたい……と思ってリビングの海斗を見ると、ソファーに身を沈める海斗は今にも夢の世界に旅立つ寸前だった。
玄関前が賑わっている。お邪魔しまーすと聞こえた男女の声。
木村隼人と浅丘美月、二人の客人と沙羅は対面した。
悠真と晴の高校の同級生の隼人は噂に聞いていた以上に美形だった。イケメンの友達はイケメンの法則、ここにあり。
恋人の美月は花柄のチュニックがよく似合う“女の子の中の女の子”。二人はとても絵になるお似合いのカップルだった。
『今日のランチは豪華だな。うまそうー!』
「晴もいっぱい食べてね。このミネストローネは悠真の自信作だって!」
『悠真は料理も出来るからな。あいつに出来ないことはねぇかも……いや、悠真にも出来ないことひとつあったか』
「悠真に出来ないことって何?」
大抵のことは出来そうな無敵オーラを放つ悠真が出来ないことが沙羅には想像もつかない。
『悠真にひとつだけ出来ないことがあるとすれば、一番言いたいことを一番言いたい人に言い出せないこと……かな?』
「一番言いたいことを一番言いたい人に……?」
『あははっ。そんなの言われても沙羅にはわかんねぇよな。でもまぁ、そのうちわかるんじゃねぇか? もしかしたらずーっとわからないままかもだけど』
「うーん。益々わからない……」
なんだか今日の晴は意地悪だ。まるで星夜か海斗が乗り移ったみたい……と思ってリビングの海斗を見ると、ソファーに身を沈める海斗は今にも夢の世界に旅立つ寸前だった。
玄関前が賑わっている。お邪魔しまーすと聞こえた男女の声。
木村隼人と浅丘美月、二人の客人と沙羅は対面した。
悠真と晴の高校の同級生の隼人は噂に聞いていた以上に美形だった。イケメンの友達はイケメンの法則、ここにあり。
恋人の美月は花柄のチュニックがよく似合う“女の子の中の女の子”。二人はとても絵になるお似合いのカップルだった。