二人で紡ぐLOVE STORY
家に帰ってからも、臣吾の盲愛は続く。

結局ロールキャベツを作ることにして、臣吾がメインで一緒に作る。
ローテーブルに美味しそうな料理が並び、仲良く食べた。 

「――――美味しかった〜!
ご馳走様、臣吾くん!」

「フフ…お粗末様でした(笑)」

「片付けは私がするからね〜!」

「は?
一緒に!
睦月だけにさせないよ?」

片付けも一緒に行い、ベッドを背もたれにしてラグの上に並んで座る。
やっぱり臣吾は身体ごと睦月の方を向き、睦月を愛でている。
「お疲れ様!」

「臣吾くんこそ!
いつも、ありがとう!」

「………」

「/////ん?臣吾くん?」
(本当に、目逸らさないよね…//////臣吾くん(笑))

「…………ねぇ、睦月」

「ん?//////」

「もうそろそろ、良くないかな?」

「ん?何が?」

首を傾げると、睦月の頭を撫でていた臣吾の手が頬、首、そして…胸に滑った。

「睦月とシたいな…」

「……/////」

「ね?ダメ?」

「……/////」

「睦月?」

「……/////
あ、あああ、あの…ね?」

「ん?」

「私その…」

「うん」

「ヒデヤくんのこと覚えてる?」

「あ、あー、あの下衆ね?」

「げ、下衆…」

「ん?だってそうでしょ?
僕の睦月を傷つけた奴だよ?」

「う、うん…」

「それで?」

「あ、そのヒデヤくんとシてから、恋人いなかったから……かれこれ四年以上シてないの……
………//////そ、それでもいいですか?」

「………」

「臣吾くん?」

「大丈夫だよ」

「え?」

「睦月は、怖い?」

「え?」

「不安なんだよね?
だから、そんなこと聞くんでしょ?」

「す、少し…」

「僕はもう…
睦月じゃないと嫌なんだ。
視界に入れるのも、声を聞くのも、触れるのも、なんなら…このまま二人っきりで籠もりたいくらい。
だからね。
睦月に関して、ダメなことは存在しないんだよ?」

「うん…//////」

「怖いなら、睦月の心の準備が出来るまでいつまででも待つ。
でも、受け入れてくれるなら…すぐにでも抱きたい……!」

「うん//////
でも、まだ心の準備が……」

「わかった!
大丈夫だからね!」

その日は、いつものように臣吾に包まれるようにホールドされて眠った。


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