二人で紡ぐLOVE STORY
「――――あれ?睦月?」
解散し、駅に向かっていると……
声をかけられ、光仁が立っていた。

「ん?あ!光仁くん!?」

「何してんの?」

「あ、高校の時の友達と食事してたの!」

「へぇ~!
あ、今からどっかで飲まね?」

「え?」
光仁の後ろを見る。
男性が三人いた。
睦月を見て「やっぱ、可愛い〜」と盛り上がっている。

「ほら、4対4だし!」
そんな男性達を背に、微笑んだ光仁。

「4対4って…
ダメだよ!
静ちゃんに言いつけるよ!バカ!」
睦月は、呆れたように言った。

「バカバカ言うな、バカ!」

「なっ…/////
私は光仁くんと違うもん!」

「あ、ムキになった(笑)
そうゆうところが、ガキだよなぁ〜」

「ふん…!
とにかく、私は帰るから!
ミカちゃん、みんなも行こ?」

ミカの手を引き、駅に向かった。

「フフ…」
睦月に手を引かれながら、ミカがクスクス笑う。

「え?何?」

「仲良いんだね!
さっきの人と」

「え?」

「びっくりしちゃった!
睦月が彼氏以外の男の人とあんなにうち解けてるの」

「あ…確かに…(笑)
光仁くんはなんか…気兼ねなく話せるの。
ある意味、お互いに男女として意識してないからかな?」

「そんな感じね!(笑)
兄妹みたいだったもん!」

「あぁ、そうかも?
光仁くんの彼女さんと仲良くさせてもらってるんだけど、お姉さんみたいなの(笑)」

「フフ…そうなんだ!」

そして駅前でミカ達と別れ、臣吾が迎えに来てくれるのを待つ。

【もうすぐ着くよ!】
臣吾からのメッセージを見つめていた。

自然と顔がニヤける。

すると「ねぇ、見て!あの人カッコ良くない!?」と声が聞こえてきた。

睦月の近くにいた女性達の話している声が聞こえてきたのだ。

女性達の視線を追うと、臣吾がいた。
睦月を探しているようだ。

睦月は臣吾の所へ行こうとして、躊躇した。

女性達の視線を浴びている臣吾の所へ行くと、自分も女性達の視線に入る。
“こんな地味な女が彼女!?”と思われるに違いない。

睦月はなんだか怖くなって、隠れるように近くの店に入った。

私が、花瑛ちゃんみたいに美人だったらなぁ……
真っ直ぐ臣吾くんの所に駆けて行けるのに……

肩を落としていると、臣吾から電話がかかってきた。

『睦月?今どこ?
○○の前にいるんだけど、睦月が見当たらなくて…』

「あ、うん。
すぐ行くから」

あまり待たせるのは失礼だ。
睦月は、店を出た。

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