二人で紡ぐLOVE STORY
当たりをキョロキョロして、女性達がいないか確認する。

「よし…いない…!
………良かった…」

そして臣吾の元へ………

「えーと……何処…
……………あ!しん……っ…」
声をかけようとして、躊躇する。

先程、睦月の近くにいた女性達に声をかけられていたからだ。

「行きましょうよ!」
「もしあれだったら、お友達とか呼んでもらっていいし!」

「は?結構です」
臣吾は心底嫌そうなのに、しつこく声をかけている女性達。

そしてスッ…と女性達に顔を近づけた、臣吾。

すると……
女性達の顔色が、急に青ざめた。

そして、パタパタ…と逃げるように去っていったのだ。

「………??
どうしたんだろ…?」

不思議に思いながらも、やっとこれで声をかけることが出来る。
睦月は、臣吾の元へ駆けていった。

「―――臣吾くん!」

「あ!睦月!
良かった…やっと会えた!」
ホッとしたように肩を撫で下ろして、ふわりと微笑んだ臣吾。
自然と睦月も微笑んだ。

「帰ろう!」
臣吾が差し出した手を、微笑み握った。

「どうだった?
女子会」

「うん!楽しかったよ!」

「良かった!」

「ごめんね、寂しかったでしょ?」

「え?」

「一人にしてごめんね…!」

「……/////」

「え?
臣吾くん?」

「ほんと…睦月って……」
(なんで、こんな可愛いの……?//////
益々惚れて、しかたがない//////)

“一人にしてごめんね”なんて、言われたことがない。
寧ろ花瑛達元彼女は、臣吾と数時間離れることにホッとしていたから。

日々の束縛が凄くて“臣吾を寂しくさせた”なんて、微塵も思ってなかったはずだ。

「え?え?」

「ううん!
大丈夫だよ!
たまには、睦月だって女子会したいだろうしね!」

「臣吾くんも、言ってね!
男子会とか」

「うん、ありがとう!」
(睦月がいない飲み会なんて、行かないけどね!)

臣吾は睦月に微笑み返しながら、睦月への狂おしい想いにまみれていた。


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