二人で紡ぐLOVE STORY
「「今の、誰!?」」

「あ…その…高校生の時の…//////」

「彼氏か」
「元彼ね」

「あ…うん」

「確か、高二になる前に振られたってやつ?」

「うん」

「へぇ~、彼がそうなんだ!」

「なんか……ね?」
「うん、そうね…(笑)」
意味深な、静恵と花瑛。

「え?」

「「ううん〜」」

「え?え?」


それから料理が来て、シェアしながら堪能する。

「んー!美味し〜!」
「フフ…ムツってほんと美味しそうに食べるよね?(笑)」

「うん!食べるの好きだもん!」

「フフ…可愛い!」
「ほんとね、可愛い奴め(笑)」

「二人は綺麗だよ!とっても!
私の憧れ!」

「フフ…」
「フフ…!」

それからも楽しく食事と会話を楽しみ……

「お水、いかがですか?」
サイジがウォーターピッチャーを持ってきた。

「あ、えーと…
お願いします」
睦月がグラスを渡すと、それに水を注ぎテーブルを置いて「睦月、俺もうすぐ上がりなんだ。少し話せない?」と耳打ちしてきた。

「え?」

「外で待ってる」
そう言って、去っていった。

「………」

「ムツ?」
「むっちゃん?」

「………あ…うん」

「気をつけなね、ムツ」

「え?」

「あーゆうタイプって、ちょっと危ないかも?」

「うん…」

「もうすぐ帰るし、臣吾に連絡して迎えに来てもらお?」

「うん」

会計をして、店を出た三人。
「ムツ、臣吾に連絡した?」

「あ、まだ。
今から―――――」
「睦月!」

スマホを取り出そうとすると、サイジに呼ばれた。

「サイジくん」

「ちょっとい?」

「あ、えーと…」

「ここで良くない?」
「臣吾、怒るよきっと。
男の人と二人で会ってるなんて知ったら」

「うん」

睦月とサイジは少し離れて、静恵と花瑛の見えるところで話をした。

「ごめん、突然…」

「ううん!」

「謝ろうと思ってさ。
一方的に別れを告げて、卒業して、連絡も無視したこと」

「もう、大丈夫!
あの時は、結構落ち込んで大変だったけど…
“今は幸せだから!”」

頭を下げるサイジに、睦月は微笑み首を横に振った。


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