二人で紡ぐLOVE STORY
突然の出来事に、睦月は目を見開く。

そして………

「睦月、お待たせ!」 

飛ばされた二人の男性の間に、いつもの優しい笑顔の臣吾がいた。

「あ…臣吾く……」

「帰ろ?」

「あ、いや…」

「ん?どうしたの?」

男性のことなんて、全く視界に入っていない臣吾。
すると、男性の一人が臣吾の胸ぐらを掴んできた。

「おい、お前何すんだよ!!?」

「は?
消えろ、下衆。
手を離せ」

「あ?
…んだよ、喧嘩売ってんのかよ!?」
「いてぇだろ!!」
もう一人の男性も凄んできた。

「………はぁ…」
ため息をついた、臣吾。

後ろにいた光仁に言った。
「光仁」

「ん?」

「1分で片付けてくる。
睦月を頼む」

「ん。
お手柔らかにな〜」
軽く手を上げた、光仁。

すると臣吾が男性二人に「こっち」と誘導し、連れて行ってしまった。

「え?え?
光仁くん!」

「大丈夫、大丈夫。
すぐ戻ってくっから!」

すると、本当にすぐ戻ってきた。

「睦月、ごめんね!帰ろ?」

「え?さっきの人達……」

「あー、帰ってもらったよ!」

「そ、そう…」

満面の笑みの臣吾からは、何故かとてつもない恐ろしさが漂っていた。


「睦月?」

「あ、花瑛ちゃんの彼氏さんがまだだから、ちょっと待って!」

「あ、大丈夫よ!むっちゃん!
もうすぐ来るだろうし!」

「でも、さっきの人達が戻ってきたら嫌だし。
それに、他にも狙われるかもだし…
ね?臣吾くん、花瑛ちゃんの彼氏さんが来るまでここにいたい!」

「わかった!」 

花瑛の恋人・ツバサが来るまで待つことにした、臣吾達五人。

街行く人達に、ちらちら見られていた。

その理由は………

並んでベンチに座っている静恵と花瑛は美しさを醸し出し、その横に立ち煙草を吸っている光仁もそれなりにイケメン。

そして超絶イケメンの臣吾は、身体ごと隣に座る睦月に見惚れて頭を撫でたり、髪の毛で遊んだりして愛でている。

注目浴びるのは、当然と言っていいだろう。

そしてそこに、また一人イケメンが近づいてきた。

「ハナ!ごめん、遅くなって!」
ツバサが駆け寄ってきた。

「ツバサ!」

「ごめんな!
大丈夫だった?ナンパとか…」

「ううん!
みんなが一緒にいてくれたから、大丈夫!」

「良かった!」

「……/////」
(わ…//////綺麗…//////)

微笑み合う花瑛とツバサに見惚れてる、睦月だった。


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