恋愛なんてしない

そこから時間をかけて私の荷物は運びこまれた。

ほとんどの家具は先輩の家に揃っているので、他のものは処分した。


家の契約は更新せず、そのままあの家と別れた私。

光希とのお揃いのものも色々と出てきたけれど、何かを思い出す事もなく処分できたのは先輩のおかげかな。


「瑞希片付け終わった?ごはんできてるよ。」

「うん、終わった。ありがとう。」


先輩が作ってくれたパスタを食べながら、数日後に迫った社員旅行の話をする。

「瑞希何便?」

「私は2便だったかな。遥斗くんは1便でしょ?」

「うん、そう。」


今回は沖縄という事もあって、参加する人が多かった様子。飛行機は3つの便に分けて飛ぶことになった。

先輩や役職を持った人は最初の便で行く事になっている。


「暑いかな。」

「絶対に暑いな。」

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