恋愛なんてしない
「瑞希さ、うちに住めば?」
思いがけない言葉に驚いてそのまま先輩を見つめる。
「いや、もちろん瑞希が良かったらだけど。こっちにいる方が多いし。まあ俺が帰らないでって言ってるのもあるけど。住んじゃったほうが楽じゃない?」
「でも荷物とか...。少なくないよ?」
「もう1つの部屋、物置みたいになってるし好きに使ってもいいよ。」
先輩の提案に少し驚きはしたけれど、そういえば来月家の更新だったななんてことを思い出す。
「本当にいいの?」
「うん、俺は瑞希と一緒に居られる方が嬉しい。」
光希との同棲の話は全然進まなかったのに、こんな風に決まるだなんて少しびっくり。
とりあえず少しずつ荷物を運び、大きいものは処分する事に決まってしまった。
あっという間にまとまった同棲の話に驚きが隠せない。
結局、一緒に住むなら荷物を持って帰るのではなく必要な物を持ってこようと言う事になり一度家に戻った。
仕事で使う服などを持って再び先輩の家に帰る。