恋愛なんてしない

思ってもみなかった発言に驚いて香奈を見る。


「そうだよ!相馬先輩顔綺麗じゃん!瑞希も可愛いし、並んだら美男美女!絶対合うよ!!」


よく分からないところで盛り上がりそうな香奈を止める。

「待って待って、それはあんまり関係ないんじゃ...。」

「まぁまぁ、でもいいじゃん?気になるならそのまま自分の気持ち抑えることないよ。」


香奈がそう言ってくれたので、心が少し軽くなる。

「ありがとう。」

香奈との話は楽しくて、ついつい時間も忘れているとスマホがメッセージを受信する。


遥斗:如月もう帰った?

瑞希:まだです。今日は香奈と一緒にごはん食べてます。何かありましたか?

遥斗:そっか了解。特に用事はないよ。遅くならないように気を付けて帰ってな。


先輩からのメッセージに返信をして、少ししてから香奈と別れ家路に着く。


家に帰ってからはシャワーを浴びてすぐに眠る。

先輩が出張に行ってから4日が経った頃。
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