恋愛なんてしない

先輩には一度すっぴんを見られているけれど、やっぱり恥ずかしいな。

私と入れ替わりでお風呂に行った先輩。


先輩がつけっぱなしにしていたテレビを見ていると先輩がお風呂から出てくる。

「先輩、ドライヤーどうぞ。」

さっきまで私が使っていたドライヤーを手渡す。

「ん、さんきゅ。」

ドライヤーを片手に洗面台に行こうとした先輩が振り返る。


「そういやさ、それやめない?」

「それ?」

何のことを言っているのか分からず首を傾げる。


「その先輩ってやつ。」

「えっと...。」

「2人でいる時は名前がいい。」

先輩の名前...。

「遥斗さん?」
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