恋愛なんてしない

「なんか堅いな。」

「遥斗くん?はるくん?...遥斗?」

そう言うと、先輩は少し目を逸らす。

「その中なら何でもいい。」

「じゃあ遥斗くんで。」

「うん。あ、冷凍庫にアイスあるから食べたかったらどーぞ。」


先輩は洗面所に行ってしまった。


ごはんを食べた飲食店でもデザートを食べてしまったからアイスは我慢しようかと思いつつ、何があるのか気になり冷凍庫を開けてみると...。


あ、私の好きなメーカーの好きな味。

「遥斗くんは何食べる?」

ドライヤー終わりの先輩を捕まえて聞いてみる。

「んー、ストロベリーかな。瑞希は?」


サラッと呼び捨てで呼んでくるのはずるい。

「私はクッキークリーム。」

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