一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
梨子ちゃん、ピンチ!

「あのマネージャー!邪魔してくれるわね!」

ほのちゃん!

声が大きいですよ!

「ほらほら、杉本!こっち来て!」

あーあー!

そんな梨子ちゃんの目の前で腕なんか組まないで…

「…」

梨子ちゃんはカメラを持ってうつむいた。

そして顔を上げた。

「オッケー!もっと寄って!あたし、カメラの腕結構あるから…」

「撮るな!」

そんな梨子ちゃんの声を遮ったのは、杉本君の大きな声。

回りにいたみんながそこに注目する。

「…ごめん、マネージャー。写真は撮れない。」

すっと絡まれた腕を離した。

そして杉本君は梨子ちゃんに一歩近づいた。

ドキドキする!

これはまさかの…

「笹岡!」

「な、なに!」

「…っ…俺、お前が…好きだ。ずっと前から…好きなんだ。」

わあっ

周りから歓声が上がる。

杉本君の顔は暗闇でもわかるほどに真っ赤だ。

梨子ちゃんは口を開け、ぽかんとしている。
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