一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
「お前の事が、大好きだ…!付き合ってください!」

そして頭を下げた。

こんなストレートな真っ直ぐな告白。

杉本君はやるときはやる人だったんだね。

「…こんなところで、バカじゃないの…?」

梨子ちゃんの大きな目がうるうるしている。

「うるせえよ…!お前が鈍感すぎるからいけないんだろ?」

杉本君は照れたように髪をクシャッとした。

「でも、ありがとう。…あたしも、杉本が好き!よろしくお願いします!」

梨子ちゃんがそう言うと、拍手が起こった。


「良かったな、あの二人。」

あたしの隣りにいた浅丘君がニコッと笑う。

「本当!よかった。あたしもすごく嬉しいよ!」

すごくお似合いの二人、両思いってやっぱり素敵だなぁ。

夜景を見ながらしみじみ思う。

あたしも両思いになれたこと、本当に奇跡だって思うから。

こんなに沢山の人がいる中で、好きな人と同じ想いになれるって、何億万分の一の確率だもん。
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