【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
はぁ…っと大きなため息をついた部長に、思わず肩をビクッと揺らしてしまう。
(……面倒な女だって思われたかな?)
まさか、フェイク画像だなんて思わなかった。
「不安な夜を過ごすくらいなら、ハッキリ俺に聞けば良かっただろ?何度も連絡したよな?」
「……立花さん達からのメッセージを見るのが怖くて、電源を落としてたからっ、、」
「心配した…これからは不安に思うことがあればその都度俺に、ちゃんと報告して欲しい」
「……真に受けて、ごめんなさい」
「いや、何も伝えずに一人残して出張に出た俺にも責任はある。もう不満に思うことはないか?」
コクン…っと頷いて見せると、優しく笑ってくれた部長は再び私のことを抱き締めてくれた。
「……やっと、手に入れた。大切にすると約束する。これからはずっと俺がそばに居るから…もう泣かなくていい」
泣くな…と言われても、嬉しくて涙が止まらないので困る。ただの上司と部下の関係から婚約者になれるなんて…夢にも思わなかった。
……でも、彼に甘えるのはこの家に居る時だけ。
私はまだもう少し、社会の波にもまれて…足掻いてみたい。だってまだ入社一年目のヒヨっ子だから、、このまま寿退社なんてしたら絶対に…後悔するような気がするから。