【完】同棲ギブアンドテイク〜スパダリ部長と秘密の同棲始めました〜
その日は一旦帰宅して、部長の家に持っていく荷物をまとめることになった。
社会人になって引っ越してきたばかりだったので荷物はとても少ない上に…未だダンボールのまま放置されているものが多く、直ぐにでも家を退去できる状態だった。
明日、部長が引越しを手伝ってくれることになっていて…そのまま退去の手続きも一緒に行ってくれるらしい。
何も家を出る必要はあるのか…?っと思ったが一緒に住んでいる間の家賃が勿体ない、っと何度も部長に言われたので…
期間を決めているわけでも無かった為、次の家を探すとなった時は見つかるまで居座れる口実になると考え、悩むことなく一人暮らしの家を出る決意をした。
1Kの部屋だったので片付けも一瞬で終わった。明日から部長と一緒に一軒家で暮らすことになるなんて…本当に夢にも思わなかった。
「………部長とセックス…デキたらいいな」
誰もいない部屋で、一人…本音が零れた。
しかし、、
彼を有能にするということは、自分が社会人として有能になるなんてことよりももっとずっと複雑で難しい問題だと─…このあとすぐに思い知ることになる。