国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「これはこれは、大賢者様! お会いできて光栄です。僕はルティシア国のアレクサンドロスと申します。こちらは婚約者のマリア。彼女は聖女なのですよ」
「初めまして! マリアと申しますっ!」
にこやかな笑みを顔に貼り付けている二人は、目だけが血走ったようにギラギラとしている。
「フェルディナンドと申します。あの有名なルティシアの聖女様とお会いできて光栄です。ね? ニーナ」
「そうですわね。大賢者様」
ニーナが一歩前に出てお辞儀をすると、アレクサンドロスとマリアは目を丸くした。
「お、お前! こんなところで何をしているんだ!?」
「なんであんたがパーティーに参加しているの? そんな高価なドレスまで着てっ……!」
マリアはニーナのドレスを指差し、恨めしそうな目を向けた。
マリアのドレスは彼女の瞳と同じ、真っ赤なものだった。だが急いで用意したのか、縫製に少し乱れがある。生地もよく見ると安物だ。
まともなドレスを用意してくれる人が周りにいないのかもしれない。
ニーナは軽く微笑むと、フェルディナンドのしっかり腕を絡ませた。
「今日は皇帝陛下からご招待をいただいたのです。森で起きた不思議な現象を突き止めた褒美として……」
「ニーナのおかげで助かりました。本当に優秀な弟子ですよ」
「まぁ! ありがとうございます」
二人で微笑みあっていると、アレクサンドロスの眉がピクピクと痙攣した。
「初めまして! マリアと申しますっ!」
にこやかな笑みを顔に貼り付けている二人は、目だけが血走ったようにギラギラとしている。
「フェルディナンドと申します。あの有名なルティシアの聖女様とお会いできて光栄です。ね? ニーナ」
「そうですわね。大賢者様」
ニーナが一歩前に出てお辞儀をすると、アレクサンドロスとマリアは目を丸くした。
「お、お前! こんなところで何をしているんだ!?」
「なんであんたがパーティーに参加しているの? そんな高価なドレスまで着てっ……!」
マリアはニーナのドレスを指差し、恨めしそうな目を向けた。
マリアのドレスは彼女の瞳と同じ、真っ赤なものだった。だが急いで用意したのか、縫製に少し乱れがある。生地もよく見ると安物だ。
まともなドレスを用意してくれる人が周りにいないのかもしれない。
ニーナは軽く微笑むと、フェルディナンドのしっかり腕を絡ませた。
「今日は皇帝陛下からご招待をいただいたのです。森で起きた不思議な現象を突き止めた褒美として……」
「ニーナのおかげで助かりました。本当に優秀な弟子ですよ」
「まぁ! ありがとうございます」
二人で微笑みあっていると、アレクサンドロスの眉がピクピクと痙攣した。