俺の妻に手を出すな~離婚前提なのに、御曹司の独占愛が爆発して~
佳也子のように前向きに生きていくための手段のひとつとしてメディカルメイクを必要としている人は多い。
今日の講習会の参加者たちだってそうだ。
売上げに直結しない商品だとしても、この先も残してほしい。
「俺が結婚すれば、さすがに常務も見合いの件はあきらめるはずなんです」
里穂は顔を上げた。
「だからといって常務が社長になるのをあきらめるとは思えませんが、今は見合いの話から解放されて仕事に集中したい。とくにメディカルメイクを積極的に展開して、社内での立ち位置が盤石なものになるように育ててきたいんです。常務に限らず誰からも解体されないように」
「だから、私と結婚を?」
プロポーズされた理由がわからず混乱していたが、ここでようやく納得できた。
蒼真は常務から下心満載の見合いを押しつけられるのが面倒で、そしてメディカルメイク事業を確実に存続させるために結婚を考えているのだ。
「いきなりの話で申し訳ありませんが、俺と結婚してもらえませんか?」
蒼真は改めてそう口にする。よほど常務からの見合い話に辟易しているのか、表情はひどく真剣だ。
「結婚……と言われても」
事情は理解できたが、すぐに答えは出せない。
それに、蒼真に結婚する必要があるとしても、相手が自分である必要はないはずだ。
今日の講習会の参加者たちだってそうだ。
売上げに直結しない商品だとしても、この先も残してほしい。
「俺が結婚すれば、さすがに常務も見合いの件はあきらめるはずなんです」
里穂は顔を上げた。
「だからといって常務が社長になるのをあきらめるとは思えませんが、今は見合いの話から解放されて仕事に集中したい。とくにメディカルメイクを積極的に展開して、社内での立ち位置が盤石なものになるように育ててきたいんです。常務に限らず誰からも解体されないように」
「だから、私と結婚を?」
プロポーズされた理由がわからず混乱していたが、ここでようやく納得できた。
蒼真は常務から下心満載の見合いを押しつけられるのが面倒で、そしてメディカルメイク事業を確実に存続させるために結婚を考えているのだ。
「いきなりの話で申し訳ありませんが、俺と結婚してもらえませんか?」
蒼真は改めてそう口にする。よほど常務からの見合い話に辟易しているのか、表情はひどく真剣だ。
「結婚……と言われても」
事情は理解できたが、すぐに答えは出せない。
それに、蒼真に結婚する必要があるとしても、相手が自分である必要はないはずだ。