俺の妻に手を出すな~離婚前提なのに、御曹司の独占愛が爆発して~
「メディカルメイク事業は社会貢献を目的としていて、採算度外視の利益がほとんど見込めない事業なんです。というより利益は設立当初から考えていません」
「そうなんですね」
里穂はすぐに納得しうなずいた。
求めやすい価格設定や無料で催されている講習会。それだけを考えてみても、利益があるとは思えない。
「常務は目先の利益にしか興味がない。社会貢献という言葉も彼の中には存在しない。どれだけの人がそれを必要としているとしても関係ない」
蒼真は顔をしかめ、指折り数えるように吐き出した。
「常務が社長になれば、メディカルメイク事業は即座に解体。商品は販売中止、講習会はもちろんなくなります」
「そんな……」
里穂は力なく肩を落とした。
「可能性は低いからそこまで心配しなくて大丈夫です。常務は自分が目をかけている企業のご令嬢と俺を結婚させて、いずれはその企業に俺を追い出すつもりなんです。そういう動きは今回が初めてではなくて、以前も見合いの話はあったんです。今回も実現する可能性は低いんですが、そうはいっても面倒な芽は早めに摘んでおくにこしたことはないので――」
「低くても、可能性はあるんですね」
里穂は蒼真が言い終えるのを待たず、身を乗り出し問いかけた。
蒼真は一瞬の間を置き、うなずいた。
「そうですね。ゼロではないですね」
「そうですか」
「そうなんですね」
里穂はすぐに納得しうなずいた。
求めやすい価格設定や無料で催されている講習会。それだけを考えてみても、利益があるとは思えない。
「常務は目先の利益にしか興味がない。社会貢献という言葉も彼の中には存在しない。どれだけの人がそれを必要としているとしても関係ない」
蒼真は顔をしかめ、指折り数えるように吐き出した。
「常務が社長になれば、メディカルメイク事業は即座に解体。商品は販売中止、講習会はもちろんなくなります」
「そんな……」
里穂は力なく肩を落とした。
「可能性は低いからそこまで心配しなくて大丈夫です。常務は自分が目をかけている企業のご令嬢と俺を結婚させて、いずれはその企業に俺を追い出すつもりなんです。そういう動きは今回が初めてではなくて、以前も見合いの話はあったんです。今回も実現する可能性は低いんですが、そうはいっても面倒な芽は早めに摘んでおくにこしたことはないので――」
「低くても、可能性はあるんですね」
里穂は蒼真が言い終えるのを待たず、身を乗り出し問いかけた。
蒼真は一瞬の間を置き、うなずいた。
「そうですね。ゼロではないですね」
「そうですか」