エリートなあなた


睡眠時間が3時間以下の毎日で、特にこの2日間は徹夜とあれば当然。



かく言う私も、松岡さんと同じ生活を続けていて重い瞼が閉じそうだ。



ちなみに一番端に座っている私の隣に松岡さんのように、各課ごとで横並びに座っている。



「あー…、プロジェクターの熱って罪、」


「え、…そこですか?」


その発言でチラリと一瞥すれば、温かな色が眠気を誘う色に見えるから不思議だ。


「真帆ちゃんも寒かったら行って来なー。女性は冷え性ジャン?」


「…大丈夫です!」


そっぽを向いて発表者の声に耳を傾けるものの、今度は隣が騒がしい。



「あー、ヤバい…眠い」


「ちょ、松岡さん寝ないで下さいって!」


今度の被害者は、松岡さんの隣に座る遠藤さん。どうにか起こそうと躍起になっている。


「マジでヤバいっすよ!

――ほら、課長がコッチ見てますって!」


その言葉に誰よりも早く反応していたのは私。発表者の隅に設けられた課長席を見つめた。



< 97 / 367 >

この作品をシェア

pagetop